ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.7.1 20:26日々の出来事

ポカQから筆ペンのアドバイス

今朝のわしの質問に対して、ポカQから返事が来た。
漫画家がどんな些細なことにこだわって描いているのか、
その一端が分かるので、記しておこう。

「筆ペンの件ですが、此のペンはかなり意識して筆先の
キャップをしないとすぐダメになります。だいたい20秒
使わないと乾きます。コマメに嵌めるキャップは筆先に
チョコンと付いている白いヤツで大丈夫です。1時間
以上離席する場合はそのうえに透明なキャップを嵌めて
ください。一度乾いてしまったら筆先を一瞬水につけて
ティッシュで水気を拭いて試し書きしてください。甦る
コトがあります。それで駄目なら交換してください。」

20秒で乾くから、メールの返事を打つ間に乾いちゃうん
だよなあ。
この白いキャップというのが、ものすごく小さくて、
キャップの穴に筆先を入れるのは、針の穴に糸を通すみ
たいな作業なんだな。
めんどくさいのなんのって。

しかもこの小さなキャップはそこいらに置いていたら、
いつの間にかなくなることが多くて、探すのが大変なん
だな。

メーカーはもっと便利な筆ペンを作ってほしいが、
この筆ペン、Gペンより細い線も太い線も出せるから、
便利なんだよね。

1時間以上離席する場合って、一日でも二日でも、透明
なキャップなんか嵌めたことがない。
なぜなら透明なキャップは捨てるものかと思っていたん
だよなあ。捨てていた。
二重にキャップをするのか、めんどくさいなあ。

筆先を一瞬水につける技もやったことがなかった。
これからはそれを試してみる。

な?漫画家というものは、ちっちゃなことを気にして
描いてるんだよ。
繊細でなければやれない職業なんだな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

次回の開催予定

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第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

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